【インタビュー有】ファッション専門学校って実際どうなの? 専門学校のショーを見てきた
取材
2017年03月24日
前回の記事では、ファッションを学ぶために通信制サポート校・桜丘学園高等部に転入した生徒さんに、転入のきっかけや学校生活を聞きました。
今回は、実際に日夜専門的にファッションを学ぶ、専門学校ファッションカレッジ桜丘のファッションショーの様子を紹介していきます。
2017年のショーテーマは『I am…』学生達それぞれの「I」が表現されたショーの一部を御覧ください。
ショーの紹介のあとには、高等部からファッションを学んだのち専門学校に進学した先輩の声を紹介します!
ファッションビジネス科2年生の作品
『不完全な自分を誇張』というテーマで、黒・灰・白のカラーと、アシンメトリーな作品が目立ちました。ちなみにファッションビジネス科は、製作だけではなく、接客や流通に関する知識とノウハウを学ぶ科だそう。
ファッションビジネス科1年生の作品
1人1人の個性を大事にしながら、新しいスカジャンを表現しました。
ファッションクリエイト科1年の作品①
個性豊かなドール達。それぞれの個性が重なり、新たなドールが誕生するというストーリーで、個と集合について表現しました。
ファッションクリエイト科1年の作品②
豪華絢爛な衣装で、きらびやかな宴を表現しました。ちなみにファッションクリエイト科は、2年間をかけて、基礎的な衣装製作技術とその応用を学ぶそう。
ファッションクリエイト科2年の作品
内に秘めた思いが花となって咲き誇るイメージを、衣装の変形と華やかなドレスの装いによって表現しました。
高等部から進学した先輩に聞いてみた
土井さん
桜丘学園高等部出身
2016年4月から専門学校ファッションカレッジ桜丘に進学
ファッションクリエイト科1年生
── すごく素敵なショーでした! 専門学生になってからのファッションショーはいかがでしたか?
土井さん 「高校生の時は先生が手伝ってくれる部分も多かったけど、刺繍とかの細かいところも自分でやらないといけなかったのが大変でした。でも、専門学校はもっと厳しいかなと思っていたのですが、先生も優しいし根を詰めてやるという感じではなくて安心しました」
細かいところまでしっかりと作り込まれていて、素人目には、ただ「すごい」と驚くばかりのショーの衣装
── 高等部から桜丘に入っていたから良かった、ということはありますか?
土井さん 「専門学校では服飾を勉強してきた人も多いので、学生が知っている前提で教えられることも多いんです。だから全く経験がないと、作業が遅れたり理解するのに時間がかかったりしてしまうかもしれませんね。その点では、高等部での経験が役に立っていると感じます。それに、先生も知ってる方なので、安心感もありますよ」
── ファッションを高校から学ぶか、専門学校から学ぶか迷っている方にメッセージをお願いします。
土井さん 「ゆくゆく、服飾の方向に進みたいという人は、色々な経験ができるので高等部から入ることを私はおすすめします!」
取材後記
写真だけでしたが、どんな雰囲気なのかどんな作品を製作しているのか、伝わったでしょうか? また、この記事を見て自分には難しいと思った、逆に自分もやってみたいと思ったなど、個人の感想はさまざまだと思います。
でも、一度でも憧れを持ったなら、ぜひ自分の目で確かめてみませんか? できないと思ったけどできた、簡単だと思ったのに実は難しいし苦しかった。きっとそんな経験が、1つ1つの選択をする理由になるんだと思います。
【取材協力】
桜丘学園高等部
JR総武線「飯田橋駅」東口・徒歩3分
このコラムの著者
きたざわあいこ
株式会社クリスク ライター
北海道出身。中学時代に約2年間いじめにあい不登校になりかける。高校では放送部に熱中し、その後大学へと進学。上京してはじめて、学校以外の居場所や立場の違う人と接し、コミュニケーションについて考えるように。現在は自分の経験を活かし、子供の悩みや進学に関する悩みについての記事を執筆。
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