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不登校、引きこもりからの復学、進学ガイド

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静岡で「こども食堂」が続々と開設

静岡県内に「こども食堂」が、相次いで開設されています。地域の住民が無料または低価格で食事を提供する場所となっており、子供が一人で利用することが可能です。全国的に増えているこの取り組みは、経済的理由で十分に食事を摂れない子供に栄養バランスを考慮した温かい食事を提供したり、子供一人だけで食事を摂ることを減らしたりする狙いがあります。

2004年から子供の居場所づくりなどに取り組むNPO法人ゆめ・まち・ねっとの渡部達也代表は、虐待や不登校といった悩みを抱える子供もサポート。そして、月2回の食堂を始めて約1年、「食を通じて心の貧困に向き合う子供とさらに出会えれば」と意気込みを見せています。

取り組みに地域住民が参加することで、地域全体で問題を解決し、世代を問わない交流の場にできます。子供が一歩一歩成長して自然と笑みがこぼれるようになるきっかけの場所として、こども食堂は大切な存在です。

カテゴリー: 学校・NPO情報, 静岡県

不登校防止に大学生のボランティア 奈良

奈良県では、児童が不登校になってしまう前段階での早期対応を実現させるため、同県の大学生がボランティアとして小学生を支援する取り組みが今年度から始まっています。延べ60人が県内の公立小学校30校に週2日派遣される予定です。

支援対象は、学校を休みがちで不登校の兆候がある児童、休み時間に孤立してしまう児童などで、支援内容は各学校により異なりますが、主に授業中児童の横に座ってアドバイスする学習指導や休み時間の見守りです。

この取り組みの背景には奈良県の不登校児童数増加があります。国の調査によれば、平成26年度同県の小学生1000人当たりの不登校児童数は全国平均3.9人を上回る4.8人。他の地域と比べかなり深刻な問題となっているのがわかります。

ボランティアを希望する学生は県の教育委員生徒指導支援室のホームページから登録。専門のコーディネーターが各学校と学生のマッチングを図り、研修を実施するという流れで小学校へ派遣されます。現在大学生ボランティアは約40人集まっていますが、ボランティアの派遣を希望する小学校はいまだ10校。担当者は「この取り組みがより周知され、児童が安心感を覚えるような学校環境を提供したい」と話しています。

カテゴリー: 奈良県

「こどもの家」開設 和歌山・紀の川市

4月、和歌山県紀の川市西井阪に、発達障害を抱える幼児向けの事業所として「こどもの家」が開設されました。障害者の居場所づくりを支援するNPO法人ロッツが開いたもので、保育所や幼稚園に通いながら、またはその代わりに利用することが可能です。親子一緒に参加できるプログラムもあり、サポート体制を整えています。「発達がゆるやかな子たちが、地域の小学校や幼稚園、保育所に自立して通えるよう手助けをしていきたい」と木下陽子理事長は話しました。

3〜5歳児対象の給食付き通所と、0〜5歳児の子と親が参加できる半日の親子教室があり、いずれも、子どもの成長に合わせて友だちと仲良くするためのトレーニング、音楽や運動といったプログラムで社会性を育みます。教室には視覚的にわかりやすい工夫がなされていて、靴のはき方をイラストで紙に示したり、服のたたみ方を折り紙で表現したりしています。

こどもの家は、発達障害の性質を知らない子育てに悩む母親や、成長してうつ病やひきこもりといった2次障害を引き起こす子を見てきた木下理事長が設立しました。幼いころから接することで母親のストレスを減らし、子どもの成長を促すことにつながる場になるかもしれないという思いが込められています。

カテゴリー: 学校・NPO情報, 和歌山県

不登校の子どもらに居場所を 京都・伏見

京都市伏見区に、発達障害や不登校の子どもたちの居場所として「桜木ふれあいの家 ひだまり」が開設されました。同施設を開所したのは、2005年から子育て支援を行う「桜木こども園」の片山定嗣園長(71)。「ひだまり」には社会福祉士や保育しら職員3人が常駐し、子どもたちが自由に過ごし、遊ぶことができます。

また月に2回、さまざまな境遇の子どもと共に昼食を取る食事会を開催するなど、片山園長は地域で子どもを見守る環境づくりを進めています。普段のコミュニティ外の子どもたちと交流できる良い機会です。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

開所時間:毎週火曜・土曜
食事会:毎月第2・4土曜日
費用:無料
問い合わせ:075(572)2515
※事前申し込みが必要です。

カテゴリー: 学校・NPO情報, 京都府

塩釜に不登校支援の新拠点開設

不登校の児童生徒を対象にした「学びの支援センター」が、宮城県の塩釜市に2か所開設されました。「コラソン」という愛称のセンターは、ポルトガル語で「心」「魂」を表しています。

子どもたち各々に合わせた支援計画を作り、勉強や運動がしやすい環境を整え、心身ともに成長していくよう促します。スタッフが常駐することで、教科や体験学習、創作活動といった子どもたちの生活を支援。学校の空き教室などに設けるサポートルームにも専門のスタッフを配置し、保健室が担ってきた役割を持つように連携力を高めます。

16日に行われたセンターの開所式で、所長の青木真澄さん(元小学校長)は「まずは集団に慣れ、勉強に興味を持てるようにしたい」と抱負を語りました。

カテゴリー: 学校・NPO情報, 宮城県

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