朝に目が覚めて、夜は眠る。そんな「当たり前」だと思われている生活リズムがひっくり返って、夜に目覚めて、朝が来てから眠る生活を「昼夜逆転」と言います。
この昼夜逆転生活、不登校だと、ほとんどの子どもが通る道だとも言われています。
なぜ深夜に活動するのか。深夜は「学校へ行かない時間帯」であるため、無意識に本人の気持ちが落ち着くためだと言われています。
つまり、不登校の自責の念が薄まり、その間だけ心の元気が取り戻せるようになるのです。
親との喧嘩など、親子で傷つきあって消耗していくことを避けて昼夜逆転をする人も多いです。
昼夜逆転はぎょっとする人も多く、「もう二度と普通に戻れなくなる」と思い詰める親も多いです。
しかし、本人の「今」を大切に、昼夜逆転生活も生活リズムの1つだと保障されると、自然と昼夜逆転がおさまっていく人が多いと言われています。