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不登校、引きこもりからの復学、進学ガイド

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千葉県、オンライン授業配信…不登校の中学生を支援

千葉県は2024年4月26日、不登校の状態となり、家庭で過ごすことの多い生徒や、各種教育支援センターのほか、フリースクール等に通う生徒など、自分の教室で授業を受けられない中学生を対象に、オンラインでの授業配信「エデュオプちば」を開始すると発表した。エデュオプとは、Educational Opportunities「教育機会」を意味している。

対象は、県内の中学校(義務教育学校の後期課程および中等教育学校の前期課程を含む)に在籍する、不登校の状態にある生徒。2023年度に30日以上の欠席または2024年度連続して欠席しており、現在も授業を受けられていないことが目安となる。なお、欠席の理由は問わないとしている。

授業は専任の講師陣が担当。双方向でのやり取りもできる。教科は、国語、社会、数学、理科、英語の5教科で、まずは30分程度の授業から開始するという。

学習場所は、自宅、教育支援センター、フリースクールなど、インターネットにつながる環境であれば、場所は問わない。リアルタイム配信は、長期休業期間を除く平日。

初回の申込みは、5月10日午後3時まで。それ以降も、申込みを受け付ける。Webサイトでは、保護者向けのオンライン授業配信説明動画を公開している。授業は準備が整い次第配信する予定で、開始日はWebサイトにて周知するとしている。

申込みは、Webサイトより行う。

カテゴリー: 千葉県

旧小学校の校舎を活用、子どもの居場所に 一関にフリースクール

子どもたちの新たな居場所にしようと、フリースクール「虹の学園」が4月に岩手県一関市に開園する。運営する一般社団法人虹パークが2月28日、県庁で会見して明らかにした。閉校した花泉小学校を市から無償で借り、旧校舎を活用して運営する。
中学校教諭を3月に退職予定の熊谷貴典さん(50)が法人の代表理事を務める。不登校の児童・生徒が増え、一関市内でも例年100人以上いることなどから手がけることを決めた。

子どもたちには、発電や養鶏といった「学校運営」に携わってもらったり、体験学習参加を促したりし、元気に過ごしてもらうことを目指す。定員は50人ほど。教員や保育士、看護師の経験者らが子どもたちと時間をともにする。
対象は小中学生だが、それ以外でも義務教育で十分な学びを受けられなかった人らを柔軟に受け入れる。(朝日新聞デジタル)

カテゴリー: 岩手県

子ども向け匿名相談アプリ導入 塩尻市教委、早い段階で悩み受け止め

子どもたちが周囲に打ち明けにくい悩みを相談できる「匿名相談アプリ」を、長野県塩尻市の小中学校が新年度に導入する。児童や生徒の心と体の健康状態を把握する機能も兼ね備えたアプリで、子どもたちが一人で抱え込みがちな悩みを早い段階で受け止め、不登校やいじめ、虐待などの防止につなげる効果が期待されている。

同市教育委員会が2024年度に運用を始めるのは、大阪府枚方市教育委員会やNTTデータ関西(大阪市)などが制作したアプリ。市内の9小学校と5中学校の児童と生徒合わせて約5500人に対して市教委が貸し出しているタブレットにアプリを導入する。

アプリは、子どもたちの気分や体調をアンケートで「見える化」できる機能を備えている。児童や生徒は日々の健康状態を「いい」「あまりよくない」など5段階で入力し、気分や体調の変化に早い段階で気づくことができる。

また、アプリには子どもたちが「ともだち」「せいかつ」など4項目についての悩みをチャット形式で相談できる機能もある。受け付けた相談には、市教委の社会福祉士やカウンセラーら3人の職員が対応。子どもたちに助言するとともに、不登校やいじめ、自殺願望など、命にかかわる緊急性の高い相談や深刻度の高い相談は、例外的に学校とともに対応することも検討する。

市教委教育総務課によると、市内の9小学校で22年度に不登校となっている児童は61人。5中学校で不登校となっている生徒は133人。アプリの導入には、不登校の子どもたちが年々増えていることが背景にあるという。

チャット機能は匿名で、悩みを打ち明けやすい。何度もやりとりする中で信頼関係を築き、より適切な対応につなげられる可能性もあるという。小松義宏・学校支援係長は「低学年の子どもの中には自分が何に困っているのかに気づいていないケースもある。周囲に信頼できる大人がいれば、SOSが出しやすくなる」と話す。

昨年10月、市教委が市内3校の3学年で先行的にこのアプリを使ってみたところ、1カ月間で約300件の相談が寄せられた。24年度は1年間を通して全校に運用を拡大し、健康についての質問項目の見直しや、相談に対応する職員の増員の必要性などを見極めていく。

小松係長は「アプリの相談を通じて、いじめや自殺願望、家庭内での虐待など重大な案件も把握できると考えている。相談の傾向を把握することで、25年度以降は医師や教育支援NPO関係者らに対応を依頼することもあり得る」と話す。

市はアプリの導入費として24年度の一般会計当初予算に165万円を計上。国の委託事業のため、経費はすべて国庫負担となるという。(安田琢典・朝日新聞デジタル)

カテゴリー: 長野県

長崎県内に初の夜間中学 佐世保市が来年4月に開設方針 新年度に説明会も

長崎県佐世保市教委の陣内康昭教育長は4日、夜間中学の設置について、2025年4月に市内の既存中学校の中に開設する方向性を明らかにした。設置されれば県内初となる。新年度に希望者向けの入学説明会を計画している。
同日の定例市議会代表質問で、大塚克史議員(公明)に答えた。
市教委によると、夜間中学はこれまで、原則的に義務教育を終了していない人が対象となっていたが、不登校で十分な教育を受けられないまま中学を卒業した人や不登校の中学生にも対象が広がった。
大塚議員から開設に向けた展望を問われた陣内教育長は「(対象の緩和で)本年度に改めて実施した調査でニーズの把握ができた」と答弁。新年度は市民への周知や広報活動を計画しているとした。既に県教委と立ち上げているワーキングチームでの協議も継続し、開設に向けた教育課程の作成や教職員の配置を検討していくとした。
不登校特例校から改称された「学びの多様化学校」の開設についても言及。陣内教育長は「夜間中学は既存中学校内の学級として開設が可能だが、学びの多様化学校は学校としての設置が必要になる」と開設場所の課題に言及。一方で「不登校児童生徒の増加やニーズの高まりもある」として、一刻も早い開設に向け、民間施設の借り上げなどによる分校型や分教室型での開設も視野に研究を進めていくとした。(長崎新聞)

カテゴリー: 長崎県

ZOOMOにフリースクール 動物園へ開校「全国初」、4月1日開所

盛岡市新庄の市動物公園ZOOMO(ズーモ)内に4月1日、フリースクールが開所する。同市上堂で不登校の子どもの学習支援などに取り組む、ぐるぐるの森(山内まどか代表)が拠点を移し、オンライン教材による学習や園と連携したイベント企画を想定する。ズーモによると、動物園への開校は全国初とみられ、日常から離れた空間で伸び伸びと学ぶ環境を整える。

活動場所は園入り口近くの無料エリア「展望休憩所スペース」で、屋根がある125平方メートル。ズーモを運営するもりおかパークマネジメントが社会課題の解決に連携して取り組む活動事業者を公募していた。書類審査などを経て貸し出しが決まった。

利用料は小学生が月2万8380円、中学生は月3万5千円が上限。送迎支援も検討する。(岩手日報)

カテゴリー: 岩手県

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