神奈川新聞によると、横浜市で27日「ひきこもりからの第一歩―ひきこもっている若者たちへのかかわり」と題した市民講座が行われました。
明星大学教授であり日本精神衛生学会理事長の高塚雄介さんは「1990年代後半から原因や背景が必ずしも定かでなくなった。対応が難しくなっている」「それぞれの原因を明確にした上で、対策をとるべきだ」と、講演していたとのこと。
また、東京都の引きこもり調査の結果を示しながら、高校や大学を卒業した数年後に引きこもりになる例が多いことなどを指摘。最後は「(大人の引きこもりは)親が出ていくよりも外の支援機関と結びつけることが大切」と語りました。
主催である横浜市青少年相談センターを利用していた引きこもり体験者5人のインタビューが上映され、「親に『これからどうするのか』と言われるのがつらかった」「(支援機関に)通うことで生活にメリハリができた」などの経験談が紹介されたそうです。