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不登校、引きこもりからの復学、進学ガイド

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神奈川県知事と「いじめと不登校」について意見交換

神奈川新聞によると、神奈川県知事と県民が意見交換する「対話の広場」が神奈川県庁で開かれるそうです。

対話の広場が開催されるのはこれで2回目。今回は「いじめと不登校」をテーマに、教育現場が抱えている問題の様相や背景についてさまざまな視点から意見を出し合い、解決への切り口を探っていきます。

同県では、2010年度の公立小中高校でのいじめ認知件数が4500件、不登校児童・生徒数が小中学校で9802人、高校で3311人と、それぞれ高い数値を示しており、厳しい現状となっています。

県知事はこのような現状を「子どもたちの命にかかわる問題」として捉え、自殺予防の観点から教育が果たす役割を検証していくそうです。

対話の広場は10月19日(水)の18時半から20時まで県庁で行われます。参加人数は100人。現在、参加者を募集しているとのことなので、興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。先着順なのでお早めにお申し込みください。

☆お申し込みは神奈川県ホームページから
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f300633/

カテゴリー: 神奈川県

文部科学省がいじめによる後遺症を調査

産経新聞によると、中学時代にいじめなどによって不登校になった20歳前後の若者を対象とする生活実態の追跡調査を、文部科学省が今年度から来年度にかけて実施するそうです。

不登校生徒が学校を離れた後の生活を把握し、これからの支援に役立てていくことが本調査のねらい。

調査を行うのは文科省が大学教授らを委員として立ち上げた「不登校生徒に関する追跡調査研究会」。調査対象となるのは平成18年度に中学を卒業した4万人の不登校生徒で、彼らが在籍していた中学に問い合わせて本人と連絡を取るなどし、現在の状況を聞き取るとのこと。

質問の内容は
①中学3年時に学校以外の方法があれば、勉強を続けたいと思ったか
②中学卒業時、希望通りの進路に進むことができたか
③自分の望み通りの仕事に出会ったか
などの約30項目。

今までにも文科省は不登校やいじめの実態把握を行ってきましたが、不登校生徒の卒業後の進路や就職先の追跡調査は、2010~2011年度に一度実施しただけだそうです。

卒業してもいじめによる「後遺症」で苦しんでいる生徒は少なくありません。上手に他人とコミュニケーションがとれなかったり、心身のバランスが崩れてしまったり、ひきこもりになってしまうケースも報告されています。そうなってしまわないように、適切な支援や長期的な心のケアを行っていく必要があります。

カテゴリー: 国の取り組み

沖縄にひきこもり支援相談士認定協議会を設立

沖縄タイムズによると、今月1日に「ひきこもり支援相談士認定協議会」の沖縄支部が設立したそうです。

沖縄支部の代表を務めるのは、八洲学園大学国際高校の中村成希 教頭。中村さんは昨年10月に不登校や引きこもりの問題の意識を深めようとひきこもり支援相談士の資格を取得し、同会からの声掛けで沖縄支部設立にかかわったとのこと。

2009年に北海道千歳市で設立した同会は、ひきこもりや不登校の子どもと家族を支援する組織で、「不登校訪問専門員」や「ひきこもり支援相談士」の講座を開いて相談士を養成しています。

同支部では勉強会や講演会を月に1回開催する予定です。
初回の勉強会は11月12日に同校で実施されます。一般の参加者を募集しているそうなので、関心がある方は同支部へお問い合わせてみてください。

◇ひきこもり支援相談士認定協議 沖縄支部
 0980-51-7711

カテゴリー: 沖縄県

NPOが不登校経験者に就労支援を実施 長崎県

朝日新聞によると、不登校の児童や生徒らを支援しているNPO法人「クレイン・ハーバー」が、長崎市に若者たちの社会復帰のための食料品店「クレイン・ファーム」を開いたそうです。

お店では、同NPO法人の職員や生徒が焼いたパンを販売。不登校経験者たちが店員となって接客などをし、働く経験を積みます。

同店で働く女子生徒(16)は「人見知りをなくしたい」と参加。包装や商品補充を担当しましたが、ほかのイベントでパンを売った経験を活かし、接客にも挑戦したいと意気込みを語っていたとのこと。

開店期間は来年3月まで。それまでに利益をあげられるようにするのが当面の目標だそうです。

今回の試みについて中村代表は、「地域の人にも温かく受け入れてもらい、不登校児の理解を深めてもらいたい」と同新聞にコメントしています。

カテゴリー: 学校・NPO情報, 長崎県

不登校経験者 支え合って10年

中國新聞によると、広島県呉市では月に1度不登校を経験した若者たちが集まって食卓を囲む「フリースペース夕食会」が10年以上続いているそうです。
手料理を盛った大皿を約20人が囲み、仕事の話、子どもの話など、お互いの近況報告に話が尽きることはません。

同会は、不登校の子どもを持つ母親たちによる「子どもたちが一緒に食事をしながら交流できる場をつくりたい」という思いから、2000年に始まりました。
かつての子どもたちは社会人になった現在も声を掛け合って集まり、母親たちのサポートを受けながら料理作りにも加わっているとのこと。

中学1年生の時にクラスの雰囲気になじめなかった男性(29歳)は「ひきこもった時期もあったけど、外出して同じ世代の仲間と触れ合う場をつくってくれた」と、同会に感謝しているそうです。

苦しいときを一緒に乗り越えた若者たちはそれぞれの道を進みながらも、「心の支えである夕食会を今後も続けていきたい」と現在も同じ気持ちでつながっています。

カテゴリー: 広島県

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