子どもたちの新たな居場所にしようと、フリースクール「虹の学園」が4月に岩手県一関市に開園する。運営する一般社団法人虹パークが2月28日、県庁で会見して明らかにした。閉校した花泉小学校を市から無償で借り、旧校舎を活用して運営する。
中学校教諭を3月に退職予定の熊谷貴典さん(50)が法人の代表理事を務める。不登校の児童・生徒が増え、一関市内でも例年100人以上いることなどから手がけることを決めた。
子どもたちには、発電や養鶏といった「学校運営」に携わってもらったり、体験学習参加を促したりし、元気に過ごしてもらうことを目指す。定員は50人ほど。教員や保育士、看護師の経験者らが子どもたちと時間をともにする。
対象は小中学生だが、それ以外でも義務教育で十分な学びを受けられなかった人らを柔軟に受け入れる。(朝日新聞デジタル)