大阪市が運営する不登校の児童や生徒のための学習の場が生まれ変わりました。
先月29日、改修を終えたのは、不登校の児童や生徒に大阪市が学習の場を提供する「教育支援センター新大阪」です。
家具量販店の「IKEA」が大阪市に申し出、無料で家具などを提供。
”行きたくなる”空間を実現するため配色やレイアウトを工夫しました。
大阪市では年々、不登校の児童・生徒が増加していて、市は昨年度以降、「教育支援センター」を3か所運営しています。
センターでは教員OBやボランティアが学習を支援していて、活動は出席扱いにすることができます。
【大阪市教育員会吉沢雄総括指導主事】
「子どもたちの心理的負担を軽減することを第一に考えて、次もまた来て学習したいなと思ってもらえるように、IKEAさんにお願いしました。個々の状況に応じて学習に集中して取り組んでいただきたい」
センターには約70人が登録していますが、場所によってはまだ余裕があるため、大阪市は、「学校や教育委員会に連絡をして利用してほしい」と呼びかけています。