1月22日の毎日新聞によると、今年度上半期(4?9月)の長野県の公立小中学校と高校を30日以上欠席した「不登校」の児童生徒は1929人で、前年度同期のほぼ横ばいだったそうです。
長野県は不登校の生徒数が全国でも高い水準にあり、前年度同期と比べ、小学生は22人減の266人、中学生が14人減の1198人、高校生が45人増の465人だったとのこと。全体に占める割合としては、小学生が0.22%、中学生が1.94%高校生0.91%という結果になりました。
学年別の不登校は中学3年生の545人が最多で、過去の数値と比較して最も増えたのは現在の中学2年生。前学年の222人から479人に倍増したと伝えられています。
不登校になったきっかけで最も多く挙げられたのが、小中高いずれも「本人にかかわる問題」で、全体を占める割合は小学生が63.9%、中学生が63.3%、高校生が46.7%。その他の回答として、小学生では「親子関係」、中高生では「いじめを除いた友人関係」が続き、いじめが原因の不登校生は小学生7人、中学生38人、高校生1人だったそうです。
また、昨春に中学を卒業した不登校生徒707人にも調査を行ったらしく、卒業時の進路は進学が605人、就職が13人、学校に行かず職にも就かない「家居」が83人でした。
しかし、半年後には学校在籍者が581人に減り、在職または転職が16人、家居は96人と増えており、家居のうちの47人が引きこもりがちだということです。
学校在籍者が減ってしまったことや家居が増加してしまったのは残念ですが、不登校から立ち直ることができた生徒には、夢や目標に向かって進んでいって欲しいと思います。