岩手日報によると、岩手県葛巻町に「不登校児の親の会」が発足したそうです。岩手郡に親の会ができたのは今回が初めて。
発起人は心の教室相談員を務める石井幸子さん(55)。今年の夏に立ち上げ、近隣市町村から同じ境遇の母親が毎月集り、さまざまな悩みを打ち明けています。
岩手日報の取材に対し、息子が2年前から学校を休みがちになってしまったという八幡市から通っている母親(42)は「もともと不登校の気質があった。いろいろなストレスがたまって行けなくなったのかな」と当時を振り返り、葛巻町に住む母親(40)は「他の人の話を聞いて楽になった。それがないと大変。1人だと自分のやっている事が正しいのか分からなくなるから」と目を潤ませながら答えていたとのこと。
石井さん自身も長女が不登校になった経験を持ちます。
石井さんは「1人で悩みを抱え込まず、気軽に足を運んでほしい」「不登校は悪いことをしているわけじゃない。学校に行くだけが子どもの良い将来につながるわけでもない。その子にあった生き方を一緒に見つけてあげればいい」と、同じような悩みを抱える母親に参加を呼び掛けているそうです。
「不登校児の親の会」へのお問い合わせは、石井さんまで。
■問い合わせ先
石井さん:sachiko_ishii@nifty.com