毎日新聞によると、富山県教育委員会が小、中、高校生の不登校やいじめ、暴力行為などの全国調査「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」のうち、県内公立校の2011年度分について発表したそうです。
詳細として、不登校は中学校で51人、高校で7人も前年度より減少したものの、小学校では14人も増加。不登校になってしまった理由としては「情緒的混乱」「無気力」などが多く、続いて小学校では「親子関係」、中学、高校で「友人関係」を挙げていたとのこと。
いじめに関しては、小学校、高校は減少し、中学校は前年度と同数。1,000人当たりの認知件数は5.5と全国平均の5.4より0.1ポイント高い数値となりました。また、県教委の追跡調査によると、今年3月末現在のいじめの解消率は全国平均の81%を0.3ポイント下回る80.7%だったそうです。
学校内外での暴力行為は、小学校で11件増加、中学校、高校ではそれぞれ約20件減少したとのこと。
全体的に富山県内では小学校での不登校や暴力行為が2010年度を上回る結果となりました。