不登校やいじめを未然に防ぐことを目指した「予防教育」プログラムを鳴門教育大が完成させました。
2012年度から鳴門市を中心に、小中学校16校が授業に取り入れ、児童生徒が「怒り」などの感情をコントロールする方法を学んでいるそうです。そして、どんな時にどのくらいの怒りが湧くのかを考えさせ、自分たちで抑える方法を考えて出し合います。
鳴門市の堀江小学校で行った授業では、同大予防教育科学センターの内田加奈子講師が怒りを抑える方法を講義しました。怒りの大きさをスクリーンに映し出したボールに例えて「怒りを抑える呪文」をボールに向かって叫ぶと、ボールが小さくなっていくというものでした。見ていた児童たちからは歓声が上がっていたそうです。
同大予防教育科学センターの山崎勝之所長は「問題の根本的な部分の解決には予防が必要だったが、今まで手薄の状態だった。まずは多くの学校で継続していきたい。」と語っていたとのことです。
(資料:毎日新聞)