不登校の中学生を支援しようと奈良県教育委員会は、オンラインでの学習や指導を中心とした新たな学校をことし6月から始めることになりました。
これは、「不登校支援ならネット」という名前の学校で、奈良県内の中学生のうち、1年間の登校日数が10日以下の生徒が対象となります。
当初入学した中学校に籍を置いたまま利用できるということで、オンラインを中心とした学習や指導が行われるほか、可能な場合は、田原本町にある県教育研究所で対面で学習したり、進路指導を受けたりすることもできるということです。
「不登校支援ならネット」は、ことし6月から運営を始めるということで、今後、各学校などを通じて周知することにしています。
県教育委員会によりますと奈良県内で1年間の登校日数が10日以下の中学生は、平成27年度に136人だったのに対し、昨年度(令和3年度)は243人に増えたということで、吉田育弘 教育長は、「登校が難しい生徒は、オンラインでつながることからスタートし、徐々に行事に参加したり、コミュニケーションをとったりできるよう支援していきたい」と話しています。(NHK)
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不登校の中学生支援 オンライン中心の学校新設へ 奈良県教委
投稿日: 2023年4月13日
カテゴリー: 奈良県