新潟県の不登校の生徒や児童が、自らの経験を書き記した書籍『不登校宣言』が1月に出版され、2月23日、出版記念会が開かれました。
長岡市のフリースクール『あうるの森』に通う子どもたちが、“不登校”という経験から学んだ事などを書き記したもので、文字起こしや校正など、役割分担をしながら完成させました。
23日は出版記念会が開かれ、制作に携わった子どもたちが、本に込めた思いや、出版までの苦労を語りました。
【出版に携わった高校生】
「一番辛かったことは、自分の体験を話す事でした」
「不登校になる理由は、人それぞれだと思うけど、いま不登校の人にこの本を呼んでもらって、少しでも楽になってほしい、と考えている」
2019年度、全国の不登校の児童・生徒は18万人を超え、過去最多に。
『あうるの森』に通う子どもたちは、自らの経験や感じた思いを発信することで、同じ境遇の子どもたちの助けになれば、と考えています。
『不登校宣言』は、県内の書店やオンラインショップで販売されています。