仙台市教育委員会は19日、不登校の防止に向けた環境作りを重点とした「市不登校対策検討委員会」を今月26日に発足させると発表しました。
県教委によると、2016年度の不登校の児童・生徒数は前年度より376人増の3165人だったことがわかりました。2013年度に調査を始めて以降、最多の人数とのことです。
不登校になったきっかけで一番多く挙げられたのは、小学校では「親子問題」、中学校では「友人関係」でした。現在、不登校になっている中学3年生の過去4年間を調査したところ、状況が改善しないまま進級するケースがほとんどだそうです。
県教委は「不登校数は年々積み重なり、増加に歯止めがかかっていない。小中学校の連携や人間関係づくりに重点を置いて取り組んでいきたい」としています。