7月3日、新潟県燕市立燕中学校教諭の吉澤孝子さんが、「第63回読売教育賞」の教育カウンセリング部門で最優秀賞を受賞しました。
吉澤さんは2006年度から7年間、新潟市立上山中学校にて不登校生の支援を担当し、不登校解消に向け、欠席理由などを細かくチェックする「欠席管理」を全校で実践。学級担任から欠席者の報告を受け、欠席理由や生徒の状況などを把握して「早期発見・早期予防」に取り組みました。また吉澤さん自身が教員や保護者の仲介役になったり、不登校生と仲が良い生徒に協力を求めるなど、不登校生が学校に来やすい環境づくりに尽力。努力が報われ、2006年度に1.5%だった不登校生の発生率を2012年度には0.2%に減らすことに成功したそうです。
吉澤さんは、「うまくいった事例を知ってもらうことで不登校問題に取り組む人の参考になればいい」と話しています。
表彰式は、7月11日に都内某所で実施予定です。