2月16日の神奈川新聞によると、横須賀市教育委員会は2011年度から、学校の授業についていくことが困難な児童を対象に、放課後に補習や個別指導を行う学習ルームを開設するそうです。
それぞれの児童に合ったペースで指導を行うことで、小学校のうちから学習習慣を身につけさせて基礎学力の向上を目指すとともに、学ぶ楽しさや意欲を覚えてもらうことが目的です。さらに、学習面の不安などが不登校に結びつく場合が多いことから、不登校の解消も視野に入れているとのこと。
学習ルームは、市内に47校ある市立小学校のうち、希望する学校で週に1回、年35回の実施が計画されており、曜日や時間、対象学年は各学校ごとに異なります。
児童の指導に当たるのは、同市教委が派遣する「サポートティーチャー」や地域のボランティア。サポートティーチャーは全員が小学校の教員免許取得者で、教員経験のある退職者が中心だそうです。
今回の学習ルーム開設が小学生の学力向上のみならず、不登校児童の解消や子どもたちの居場所になることを期待します。