長野県では、不登校になっている児童や生徒が増えています。2013年4月~9月は前年と比べると124人増の1666人となり、小・中・高校の全てで増加しました。
県の教育委員会によると、不登校となる児童と生徒の数は2007年度の3519人がピークで、その後2012年度までは徐々に減少していたそうです。
25日に開かれた検討委員会では、不登校問題への対応として、「保育所が小学校に提出する子どもに関する資料を活用してほしい」「継続的に支援する仕組みづくりが必要だ」などの意見が出ました。また、同会に参加した伊那市の市民団体「ながの不登校を考える県民の会」は、「不登校は子どものSOS。何に苦しんでいるか考えることが教育再生につながる」と提言。
委員長の伊藤学司さんは「背景はさまざまで、こうすればうまくいくということはないが、県レベルでの取り組みを続けていきたい」と話しました。