NHKニュースによると、学校で確認された昨年度のいじめの件数がおよそ7万5000件にのぼり、4年ぶりに増加となったそうです。
文部科学省が各学校に実施した、いじめに関するアンケートの結果から明らかになりました。
昨年度に学校が確認した全国の小中学校と高校のいじめの件数は、前年度より2517件増の7万5295件。割合でみると3.5%増という結果に。
いじめによる自殺が頻発したことを受けて、平成18年にいじめの定義を大幅に変更して以来、実に4年ぶり初めての増加とのこと。これはいじめ把握のためのアンケートを実施した学校が前年度から24.5ポイント増の90.4%となったことから、実態の“掘り起こし”が進んだとみられています。
また、学校がいじめを確認した方法で、最も多かったのはアンケート調査の実施で26%、次いで本人からの訴えで23.1%、担任教師が発見したのは19.9%だったそうです。
文部科学省は引き続きいじめの実態や兆候をつかむために、アンケート調査をまだ実施していない学校に早急に実施を求める方針です。