不登校やさまざまな悩みを抱えている高校生の中退やニート化を防ぐため、さが若者サポートステーション(佐賀市)が高校と連携して始めた訪問支援事業が効果を上げていると、佐賀新聞(1月17日付)が報じています。
同事業が昨年12月までに県内外15校の154人をサポートした結果、7割近い106人が復学や就労などなんらかの道に進んだそうです。
活動内容としては、学校や家庭から相談があった対象者の心身状態や学習進度に合わせ、NPO法人スチューデント・サポート・フェイス(SSF)のスタッフが学習支援を行い、対象者の興味や関心に応じて復学や定時制・通信制への進学、高校卒業程度認定試験などを目指します。
進路が決定していないまま中退してしまうと、ニートや引きこもりになってしまう可能性が高く、さらにその状態から抜け出すきっかけが見つけられない人も大勢います。そうなってしまう前に、学校や家族など周囲の人たちが連携して支援し、自立や進路決定のきっかけをつくることが重要となります。
同事業は、そのきっかけをつくるための良い機会になっているのではないでしょうか。