子どもをめぐる施策を検討している長野県「子どもの育ちを支えるしくみを考える委員会」の子どもたちによる部会「信州子どももいっしょにプロジェクト」は7月21日、松本市で2回目の会合を開きました。小学4年生から高校2年生までの12人が参加し、本格的にいじめや不登校など、今後話し合っていくべき問題を出し合ったそうです。
大津市の事件などを受け、いじめや暴力など友達関係の意見が多く、ケンカといじめの違いや仲間はずれ、陰口の理由について考えたいなどの意見も出ました。
不登校の話題になって、高校2年生の不登校経験者は「原因はそれぞれ違うので個々に対応してほしい」「本人が努力していることは認め、テストの点数だけで評価しないでほしい」と語っていたそうです。
同委員会は長野県が2011年度に設置しました。子ども施策を検討するには、当事者である子どもの意見を直接聞くのがよいのではないかと本年度に同部会を設立したとのこと。
この日出たテーマについては11月までに討議を重ねて、同委員会に提案することになっているそうです。
(資料:信州毎日新聞)