京都新聞によると、滋賀県草津市の玉川中学で、「いじめゼロ」を目標に掲げた校内集会が6月20日に生徒会主催で開かれたそうです。
同校では、昨年の秋に高島市や大津市の中学でいじめ事件が相次いだことをきっかけに、全学級でいじめについて話し合う場を設けてきました。
集会は6年前から当時の生徒会が始め、いじめを許さないという決意を表す缶バッジを配布してきました。しかし去年は全校で10人程度になってしまったので、改めていじめ撲滅の熱意を取り戻すために、全学級で話し合いを持たせたそうです。
校内集会で学級の代表がスローガンを発表し、生徒会人権委員長の森元裕貴君が「人権宣言」を朗読。全校生徒を対象としたアンケート結果も発表され、「いじめられた経験がある」は20%、「いじめた経験がある」は18%、「いじめを見たことがある」が65%でした。
森元君はアンケートの数字にショックを受け、「1年後には半分以下になるよう頑張りたい」と話していたそうです。