西日本新聞によると、2010年度の小中学校の不登校者数が、2004年度以降初めて1000人を下回ったことを福岡市教育委員会が明らかにしたそうです。これに対し市教委は「中学に不登校を専門として対応する教員と教室を設置するなどの取り組みの成果が出た」と、同新聞にコメントしています。
2010年度の不登校の児童・生徒数は、小学生が前年度比31人減の120人、中学生が同112人減の862人の計982人。前年度に比べ合計数は143人減でした。2009年度(同139人減)に減少し、割合で見ても小学生0.16%(2009年度0.2%)、中学生2.46%(同2.8%)と2年連続で減少とのこと。
市教委は2009年度から、小中学校の不登校者数を2013年度までに計885人に減らす目標を掲示。それに伴い、不登校専門対応教員の配置、スクールソーシャルワーカーの増員、不登校の予兆がある児童のサポートブックの作成などの対策を強化しているそうです。