朝日新聞によると、愛知県豊橋市に発達障害や不登校、ひきこもり、就労などの問題を幅広く支援する一般社団法人「東三河セーフティネット」が設立したそうです。来年の春には多様な相談を受け付ける窓口を開設予定。
同ネットはひきこもり支援を続けてきた豊川市の宮沢三枝子さん(52)を中心に結成。発達障害や不登校、家庭の貧困などの複数の問題が一つの家庭で起こるケースが多くみられることから、1カ所でまとめて相談できる体制が必要だと感じたそうです。
また、相談窓口開設に伴い、相談員を育成する講座が同市内で始まっています。講座では、家庭教育のあり方や小学生のいじめ、中学生の非行、高校生の自傷行為、カウンセリングなどを幅広く学びます。その後、ネットが認定する「家族環境支援士」という資格を与えられ、相談窓口の運営を担ってもらうとのこと。
相談内容によっては、不登校やひきこもりなどを支援するNPO法人、行政、医療機関を紹介し、連携を取る方針。宮沢さんは「問題が深刻になる前の早い段階から、家族に支援の手を届けたい」と話しているそうです。