Yahoo!ニュースによると、2010年度に横浜市の小・中学校で把握されたいじめは2100件だったことがわかりました。この数値は2009年度の1167件の約1.8倍で1985年の調査開始以来、過去最多。
内訳は小学校で1199件、中学校で901件。件数を小学校が上回ったのは今回が初めてとのこと。
いじめの内容は全体の半数以上を「冷やかしやからかい、悪口など」が占め、いじめ発見のきっかけは学級担任が約42%、本人の訴えが約25%だったそうです。
暴力行為については、小学校で78件増の771件、中学校では581件減少の2174件。暴力行為の低年齢化が進んでいる要因は、「ゲーム機や携帯電話の普及で、児童が有害な情報を入手しやすくなっているため」と横浜市教育委員会は分析。
また、2010年度のいじめの「解決率」は前年度より2ポイント増加の91%。このことについて市教委は「児童支援専任教諭の配置などがいじめの早期発見、早期解決につながっている」としています。