下野新聞によると、栃木県鹿沼市内3ヶ所に分かれていた教育相談室と不登校児童・生徒の適応指導教室の機能を同市花岡町の千寿荘跡施設内に集約することがわかりました。
スタッフの連携強化・情報共有化を図ることで、不登校や発達障害など支援が必要な児童・生徒の早期発見、早期対応につなげるのが狙いだそうです。
教育相談室は、児童・生徒の発達障害などに関する相談や学校生活における悩みに対応し、状況に応じて適応指導教室に関する支援も行っています。一方、2か所にあった適応指導教室は、小集団での活動を通した支援や、個別の活動を通した支援を実施してきたとのこと。
このような3つの機能とスタッフを1ヶ所に集めることで、組織的な対応が可能となり、支援が必要な児童・生徒の教育相談室から適応指導教室への移行もスムーズになるそうです。
スタッフの方の一人は「連携の強化が大きなメリット。一人一人の児童・生徒にどういう支援が適切なのか、スタッフで話し合いながら早期の対応を心掛けたい」と述べていました。