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文科省 暴力を伴わない心理的ないじめの未然防止の重要性を指摘

文部科学省の国立教育政策研究所が小中学生を対象に行った調査で、暴力を伴ういじめよりも仲間はずれや無視など心理的ないじめを経験している子どもが多いことが明らかになりました。

国立教育政策研究所は、1998年から首都圏の小学校4年生~中学校3年生までの児童生徒を対象としたいじめの調査を行っています。
今回初めて、たたいたり蹴ったりといった暴力系のいじめと、仲間はずれや無視、陰口などの暴力を伴わない心理的ないじめに分けて分析。

それによると、暴力系のいじめについては、11%が小学校4年生~中学校3年生までの6年間で6回以上被害にあったと回答し、6%がいじめたと答えたとのこと。
一方、心理的ないじめでは、およそ4割を占める子どもが6回以上被害に遭った、もしくはいじめた経験があることがわかりました。

心理的ないじめは、被害者と加害者が入れ代わりながら起きている可能性があり、誰でも当事者になる可能性があるとのこと。

研究所は、暴力を伴ういじめは気付いた時点で速やかに対応すべきとし、暴力を伴わないいじめについては表に出にくいことから教職員が発見するのは難しいため、子どもたちの絆や居場所作りなどを行って未然防止に努めることが重要だと指摘しています。

(参考:NHKニュース)


カテゴリー: 国の取り組み

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