広島市の市立小学校・中学校・高校における2012年度のいじめ認知件数が過去最多の574件だったそうです。産経ニュースが伝えています。
内訳は、小学校が270件(前年度101件)、中学校が291件(同113件)、高校が13件(同3件)で、中学1、2年がいずれも100件を超えました。
内容別(複数回答)では、最も多かったのが「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」で409件。そのほか、「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、けれたりする」が162件、「仲間はずれ、集団による無視」が133件、「嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをさせたり、させられたりする」が54件、「金品をたかられる」が13件でした。
認知したいじめのうち75.1%(431件)は現在、解消しているとのこと。しかし、「一定の解消が図られたが、継続支援中」(112件)や「解消に向けて取組中」(17件)、「他校への転学、退学など」(14件)もありました。
今回件数が増加した背景には、大津市のいじめ自殺事件などで社会的関心が高まっていることが考えられるそうです。