奈良県田原本町の県立教育研究所で6月3日(月)、教育を取り巻く問題や取り組みについて話し合う「教育セミナー2013」が開催されました。教員など約400人が出席し、いじめや体罰の撲滅に向けて気を引き締めました。
セミナーでは、2012度の国公私立の小学校、中学校、高校、特別支援学校のいじめの件数は7,547件に上り、このうち97.2%で解消したことを奈良県教育委員会生徒指導支援室の担当者が説明したとのこと。
一方、2012年12月に県教委が作成し、全教員に配布した「いじめ早期発見・早期対応マニュアル」について、教員研修が公立小学校で5.7%、公立中学校で38.5%しか達成されていない状況を報告。このほか、教職員課の担当者は体罰に頼らない指導の徹底を呼びかけたそうです。