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大学生らの「家庭訪問」事業で、不登校生徒の4割が学校復帰

神奈川新聞によると、大学生や大学院生が不登校の子どもの家を訪問し、話し相手や遊び相手になる「ハートフルフレンド家庭訪問事業」が効果を上げているそうです。

「ハートフルフレンド家庭訪問事業」は1999年度から横浜市教委が始めた不登校の小・中学生を対象とした支援事業です。教育や心理学を学んでいる大学生や大学院生が「ハートフルフレンド」として登録。2週間に1度、子どもの家庭を訪問し、トランプやゲームなどで子どもと一緒に遊んだり、話し相手になったりして少しずつ信頼関係を築いていきます。

2009年度には、72人の子どもの家庭に107人の学生が計807回訪問した結果、29人(4割)が部分登校できるようになり、学校に行けないまでも指導員と週1?3回、創作活動や軽スポーツなどをして過ごす「ハートフルスペース」に通えるようになった子どもが12人、学校や同スペース以外に外出できるようになった子どもが13人だったとのこと。登校はできなくても外出できるようになったケースも含めると、約8割の子どもに改善が認められました。

同事業の効果が高い理由について、市教委の担当者は以下のことを挙げています。
?学生は子どもの状況に応じて心理職の専門家からアドバイスを受け、押しつけではない関係を築いている。
?年齢が近いお兄さんお姉さんが一緒に遊びや会話を楽しむことで、対人関係に臆病だった子どもが他者に興味を持ち外出する勇気を持つようになる。

これからも同事業の効果には期待が持てそうです。


カテゴリー: 神奈川県

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