和歌山県の田辺市教育研究所が、不登校の小中学生に農作業を通じて生きる力を培ってもらおうと農園「ふれあい農園」を開園しました。
「手間のかかる野菜作りを通じて、成長や収穫の喜びを感じてもらいたい」という理由から農園を企画。所有者の厚意で休耕地を無償で借りることができ、ボランティアと一緒に今春から畑作りを開始したそうです。
同研究所には不登校の小学5年生から中学3年生までの児童生徒16人が通っており、毎週金曜日に作業しています。これまでトウモロコシやナス、キュウリなどを植え、今後はスイカやサツマイモ、オクラなどの栽培も考え中。
畑仕事は子どもたちに人気があり、作業の時には笑顔を見せていることが多いのだとか。
研究所は調理実習として不登校生が調理、接客を担当する「レストラン」も月に1度開いており、大倉教由所長は「育てた野菜を料理して出せればうれしい」と話しているそうです。