愛知県名古屋市は6月25日に、児童生徒の心の問題に対応できるよう、市立小中学校などの学校医として精神科医を迎える方針を明らかにしたと毎日新聞が伝えています。内科などの医師は既に学校医になっていますが、精神科医は異例だそうです。
名古屋市によると、市立小中学校における2011年度の不登校児童生徒は1860人でした。今までは各中学校区で1~2人のスクールカウンセラーや養護教諭がメンタルケアにあたっていましたが、鬱病など投薬治療を必要とする場合に相談できる医師が決まっていなかったため、「精神科の学校医がいた方が対処しやすい」との声があがっていました。
河村市長は「こどもが精神科に足を向けるのは難しいので、学校などと協力して出来ることから導入していきたい」と語っていたそうです。