朝日新聞によると今月、兵庫県豊岡市に中学後にひきこもりや不登校になった人やその家族の悩みを聞く『ドーナツの会』が新設されたそうです。
『ドーナツの会』という名は、「温かい支援の輪を広げたい」という願いを込めて、相談役の元校長や臨床心理士たちがつけました。
同会によると、小中学生の不登校児童・生徒に対しては行政などが援助を行っているが、義務教育後の不登校・ひきこもりの人たちを支援している公的機関がほとんどなく、中学卒業から25歳くらいまでのひきこもりの実態がつかめていないとのこと。
このような状況から、東日本大震災の被災地支援をしている市民団体「コウノトリ豊岡・いのちのネットワーク協議会」の協力を得て、義務教育終了後のひきこもりや不登校の人たちを支えていこうと、支援活動をしていた人たちが集まり、相談活動を始めることになったそうです。
同会では、親や保護者などからの電話相談に乗り、臨床心理士などの専門家や関係機関と連携しながら若者の自立に向けて支援していきます。
電話相談は8時から19時までで、それぞれに適した相談員を紹介してくれます。お問い合わせ・相談は、いのちのネットワーク協議会事務局(0796-26-1101)まで。
一人で悩みを抱え込むのではなく、同会のような支援団体を活用してください。きっとあなたの力になってくれるでしょう。