毎日新聞によると、1月30日にNPO法人「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」が全国で57箇所目となる支部を町田市に発足させたそうです。これを記念し、同日に市民ホールにて、同会の池田佳世理事長とひきこもり問題に詳しいジャーナリストの池上正樹氏の講演会が行われました。
内閣府が2010年に行ったひきこもりに関する実態調査では、15~39歳を調査対象にしており、ひきこもりの若者は70万人に上るという結果になったそうです。これに対し池田氏は「実態はもっと多いはず」と述べました。またKHJの2015年の調査によると、ひきこもる人の平均年令が33.2歳と過去13年間で約6.6歳上昇し、ひきこもりの期間は平均で約10.22年間と過去10年間で2.5年伸びたそうです。
ひきこもる人の年齢が高く、期間がより長くなることにつれ、親の悩みやストレスはより増える傾向にあります。池田氏は「ストレスが軽減されて親が変わることで、子供に変化が出てくる。一人で不安を抱えず、来てみてほしい」と述べています。