読売新聞によると、宮崎県教育委員会が2010年度の公立小中高校や特別支援学校のいじめ、不登校の実態に関する調査結果を発表したそうです。
いじめの認知件数は前年度より32件少ない105件で、1000人あたりの件数は0.85となり、全国平均の5.74を大きく下回ったことがわかりました。
内訳として、小学校23件、中学校40件、高校37件、特別支援学校5件と、特別支援学校で1件増えた以外は、いずれも減少。
不登校者の数は、小学校が115人(前年度比13人減)、中学校790人(同22人増)、高校349人(同4人減)で、それぞれ1000人あたりの人数は全国平均を下回り、暴力行為は小学校が3件(同5件減)、中学校49件(同4件減)、高校63件(同2件減)という結果に。
一方で、県教育研修センター(宮崎市)への相談件数は498件で前年度より81件増加。内訳は、いじめが66件(同23件増)、不登校が122件(同4件増)などだったそうです。
県教委学校政策課は「相談が増えたのは、連絡先などを記したカードを全ての小中高生に配ったためではないか。いじめの減少は学校での取り組みの成果だろうが、今後も相談態勢の強化や教職員の指導力向上に努めたい」と話していたとのことです。